皆さんはおうどんというと、何を想像するだろう。
わがやのおうどんは、煮込みうどん。煮込みうどんといっても、なべやきとか、そういうやつじゃなくて、大きなお鍋にお湯とめんつゆとお出しを入れて、具はネギと油揚げと豚肉 or 鶏肉。そこにゆでうどんを入れてほどほどに柔らかくしたやつ。淡い色のだしがおいしくて、うどんをたべるというか、つゆを飲むというか、そういうやつ。
関西に来て食べるうどんはどれもコシがある。おいしいんだけど、もうすこしくたくたになったおうどんが食べたい。夫は関西人なので、くたくたおうどんは許せないらしく、いま買うのはもっぱら冷凍の讃岐うどん。ゆでうどんは許容されない。
だからと言って、コシのあるうどんが嫌いなわけじゃない。讃岐うどんは大好きだし、関西で食べるうどんもおいしい。でも、ときどき食べたくなるのは、やわらかいおうどんなのだ。
久々に実家に帰って、くたくたのおうどんを作ってとお願いした。でも、くたくたうどんにはならなかった。あっという間に食べてしまうから。翌日まで残って煮込まれた、きれないけどくたくたのおうどんが食べたかった。今度は自分で作ろうと思う。子供に食べられても残るくらい、たくさんのおうどんを入れよう。
おうどんと、うどんという使い分けをあえてしているけれど、やっぱりこの2つには大きな違いがあると思う(少なくとも私の中で)。うどんというと、やっぱりしっかりして芯の強いイメージがあるけれど、”お”をつけるだけで、ちょっと優しいイメージにならないだろうか。私はおうどんがすき。やわやわのくたくたの、柔らかいやつがすきなのだ。
福岡のおうどんは柔らかいらしい。伊勢うどんのやわらかさはちょっと違ったけど、福岡のおうどんはどうだろうか。食べてみたいな。資さんうどんというお店が関西に進出したから、今度行ってみよう。